年末から年始にかけて、伊豆・山梨・長野・群馬・栃木・新潟・富山・福井・愛知と
約 2500kmを走って来ました 🤗
今週、幕張メッセで「ジャパンキャンピングカーショウ 2023」が 2/4〜2/6 に開催されます
新型クレアに興味のある方はそこで実車をじっくりと見学出来ると思います
ただし試乗は出来ませんし、ちょこっと乗ったくらいじゃ良し悪しなんて判断出来ませんw
そこで今回は 新型クレア 5.3X だけに絞ったインプレッションをご報告してみようかと 😊
車 両 紹 介
ウチの 二代目クレアくん 「新型クレア 5.3X ハイパーエボリューション」
ディーゼルターボ フルタイム4WD 60ℓ給排水外部タンク付です
先日のブログでもマトメ的な記事を書いてますので、かなり重複するところもあると思いますがお付き合いくださいマセ 😜
サ イ ズ 感
車って実際のサイズとは別で、乗ってみると大きく感じたり小さく感じたりします
クレアはキャブコンなのでもちろん普通車よりは大きく感じます
ワタシは乗り慣れてるからかもしれませんが、特別大きく感じる事は無いです
初代クレア 5.0X より全長が長くなってますが殆ど気にならない程度の差、これはリヤが延びてるだけだからかも?
バック時にはカメラで確認出来ますし、サイドミラーでそこそこボディの角も見れます
要は慣れなんでしょうが「アラウンドビューカメラ」の必要性を感じた事は無いです
何故か 5.3X の方がリヤの感覚が分かりやすい様な気がします、ボディが長くなった関係でミラーの角度が変わったから・・・さて?
フルタイム 4WDですがカムロードの良さである小回りは残ってますから、クルクルと小さく方向転換が出来ます
足 回 り
足回りはリヤダブルタイヤですが、ノーマルではトラック以下の乗り心地 😱
ワタシもノーマルのままで少しだけ走りましたが・・・怖さと不快感しか無いですねw
トラックの方がキャブサスとか、サスペンションシートなどがあって乗り心地が良いし、重心も低いので安定性も良い
キャブコンはボディ形状や装備の関係で重心位置が高く前後の重量バランスもリヤ寄りの為に安定性が悪い 💦
横風に煽られるのも、ブレーキが効かないのも重心と重量バランスが大きく関係してますw
フロントにどれだけ高価なスタビライザーやショックを入れたところで、フロントサスペンションがちゃんと仕事出来る様に荷重を掛けないと良くはなりません!
要はリヤ寄り荷重をどれくらいフロントに回せるか?ってところです
荷物を前に載せろって事では無いですよ 😅
まぁもちろん荷物の重さも関係しますけどねw
リヤのバネ下 ( フレーム下 ) を極端に言えば前下りに見えるくらい上げて、フロントに荷重を移す事によって重量バランスを変更する感じです
これにより走行安定性が良くなって「横風って何?」って言うのは大袈裟ですが、ストレス無く運転出来る様になります
しかもブレーキの効きも良くなります 🤗
ただしこれは走行安定性に関してだけで乗り心地の話は別になります
乗り心地はフロントショックやリヤのエアサスなどで制御しないと変わりません 💦
今回は納車即日に「富永自動車」さんへ持ち込み「カーセールスワタナベ」さんのエアサスユニットとフロントサスユニットに交換しました
よく言われるんですよね、しばらくノーマルで乗ってからの方がイイですよって
でもウチは 二代目クレアくんですから、もう充分に走行安定性や乗り心地の悪さを経験済なんですw
エアサスとフロントサス一式の感想は「イイ感じ」の一言!
ただし、エアサスの設定変更が簡単に出来る機能が無いと「帯に短し襷に長し」と中途半端な設定になってしまいます
一つの設定で全てをカバーするのは難しいw
一般道を走るのと風の強い高速道を走るのとでは設定も変わってきます
その点「カーセールス ワタナベ」さんのエアサスはリモコンで簡単に設定変更出来るので、エアサスの効果を実感出来ます
エアサスの設定値に関しては乗られる方の好みになるのでどれがイイとは一概に言えませんが
「富永自動車」さんなら試乗しながら色々セッティングしていただけますので、乗られ方の好みを探せると思います
それとブレーキパッドとホースの交換もオススメします
ノーマルのブレーキはマジで効かないw
交換でキッチリと止まりますし、何よりもブレーキを踏んだ時のグニャグニャ感が無くなりますから 🤣
でもそれだけだと絶対に不満が残っていたと思います。
走行安定性に関しては「カーセール ワタナベ」さんのフルキットで間違いなく向上しました 🤗
でも乗り心地に関してはフロントにソフトな感じが出ないと「ガンッ! ゴンッ! ガタガタ」ってのは収まらないと思います
これをサスだけで味付けすると「フワフワ グニャグニャ」とした頼りない乗り心地になるんですよね
なのでサスはそれなりにコシのあるしっかりとしたセッティングにしないと車重もあるので不安定になってしまいますw
そこで考えたのが「タイヤの空気圧設定値」
カムロードのノーマルタイヤは前後共 175/75R15 106/104L LT
ナッツRVの仕様は前後共
185/70R15 106/104L LT
タイヤの規格の見方は左から
幅 / 扁平率 ホイールサイズ 対荷重 対応速度
最後のLTってのはトラック用って意味になっていて、トラックやカムロードはこのマークが無いと車検が受けれません
ノーマルに比べナッツRVのタイヤの幅が広いのは安定性を考え独自でタイヤ幅を大きくしてるんです
共に 600KPa の空気圧設定値になっていますって・・・そこなんですよ! そこ!
600KPa 圧のタイヤなんてノーパンクタイヤかw ってくらい硬いんです 😱
初代クレアくんの時にフロント 550KPa に設定してた事があったんですが、全く違うタイヤかと思うくらいソフトな感覚でした
ただし、600KPa 設定のLTタイヤは 600KPa の空気圧を入ることによって規定の耐荷重値をクリア出来る仕様なんです
600KPa 規格のタイヤで 550KPa に設定して走るのは個人の勝手ですが、安全上で言えば指定耐荷重を満たしていない状態になるので問題があります
「いいんだよそんなの」って方は好きにして下さい、個人の自由ですから 😅
でも大切な人(ワンコも)を乗せて走るんだからは最低限の安全性は欲しいし、出来ればより安全性を高めたいって思いますよね!
フロントタイヤ
そういう観点から今回、195/80R15 107/105L LT というタイヤを選んでみました
少しだけ耐荷重値がアップしていますが・・・なんと設定空気圧が 450KPa なんですよ!
耐荷重値が上がってるのに 450KPa ですよ!
600KPa が 450KPa って全く違う乗り心地の世界ですよ!!!
もうほんと乗用車w ってのは言い過ぎかもしれませんが、先日ナッツRVに行ったときスタッフに乗ってきてごらんって試乗させたんですが・・・「もう乗用車の世界ですね」と言ってましたから
それぐらい乗り心地は良くなります、でもフニャフニャはしてないです
サス周りをキッチリとチューンしてますので、コシがあるのに硬くないって感じです
「富永自動車」さんが「どこが擦るかも分からいから博打になりますけど」って言ってましたが「ダメな場合はオークションででも売るからやろう!」って覚悟で先行購入して装着しました
ホイール的にはノーマルホイールが 5J なので許容範囲内なんですけど
タイヤ幅が大きくなるのと扁平率が 70 から 80 になるのでタイヤ外径も大きくなり車体側・ボディ側どちらかに擦る可能性がありました
タイヤを装着してからのテスト走行ではどこも擦らず問題無い状態でしたが、峠道や悪路を走ったワケでは無いのでまだ絶対に問題無いとは言えない感じでした
なので年末年始の旅がマジでテスト走行だったんですよねw
様々な道、峠道・高速道・雪道などを約2500km走ってから「富永自動車」さんでエアサスの点検と同時にチェックしましたが「全く問題無し」と (*´▽`*)
「富永自動車」さんも「これはマジでイイなぁ」とベタ褒めでした
ただ、扁平率が変わったので速度メーターに誤差がでるのだけは仕方ないんですけどね
メーター読み 100Km/h 走行時に実速度 109Km/h と 9Km/h の誤差となります
60Km/h 走行時なら 65Km/h なので 5Km/h ほどの誤差です
それは嫌だと思われる方もおられるでしょうけど、昔からオフ車でインチアップして大口径タイヤを入れていたワタシには全く気にならないレベルです
乗った感じは「ガタガタ」の細い振動が「コトコト」に変わり・・・ってかほぼ無くなります
「ドンッ」っという段差などの突き上げも「コンッ」に変わります
乗り心地は乗用車の様で音も静かになりました 🤗
リヤタイヤ
今回はスタッドレスタイヤをチョイスしたので速度域は L ですが、夏用タイヤはミシュラン クロスクライメート 2 を装着予定ですので速度域もUPします
BS デュラピスキャンパー ってな選択もあるんですが・・・設計自体が10年以上昔のタイヤなんですよねw
やっぱ10年の歳月は技術の進歩も大きいだろうし、最新のタイヤを選択した方が良いかと
旧型のカムロードではリヤシングルタイヤ仕様も選択できたのですが、新型からはリヤダブルタイヤのみとなりました
シングルタイヤだとオプションのアルミホールを付ければ「ミシュラン アジリスキャンピング」215/70R15 を選べたんですけど、ダブルタイヤに 215 は厳しいですねw
エンジンとミッション
新型カムロードと旧型との大きな違いは、ベース車両の最大積載量が 1.2t から 1.5t になった事とエンジンとミッションが替わった事です
エンジンが 3000cc から 2800cc にダウンしました、数値的な パワー は変わってないのですが・・・
実際に走ってみると登坂能力が落ちてる様に感じますねw
パワー というか トルク が落ちた様に感じます。
でも少しだけ静かになってますって言っても、登坂ではエンジン回転数が上がる為に旧型よりもウルサイかも (;^ω^)
6ATになったことで加速は良くなりましたし、シフトのショックも減りました
燃費はほぼ一緒かなぁ? 燃料タンクが小さくなったので航続距離がかなり減りましたw
この辺は クレア の問題では無く、新型カムロード全般の問題なんですけどかなり痛いところではあります
満タンで 400km がギリギリくらいですので、高速道路で一気に距離を走る時は途中のSAで燃料の補給が必要となりますw
計算上では約 100km ほど航続距離が減ったことになります ( ゚Д゚)
なので現在、なんとか燃費を向上させる方法を思案中です
6ATに関しては「良くぞ 6ATにしてくれました!」って気持ちです・・・7ATでも良かったんですけどw
とにかくスムーズだし、下り坂などでは マニュアルモード が威力を発揮します!
旧型と違ってシフトダウンのショックも少ないし、ボタンをポチポチで簡単シフトダウン、無理やりシフトダウンしても入れる状態にならないと入りませんからいきなりギャンって事にもなりません
なので好き勝手にポチポチしても問題無し、でも Dモード から マニュアルモード に切り替える時は必ず 4S に入りますのでご注意を
ってかワタシ、ほぼ マニュアルモード で走ってるんですけどねw
普段は マニュアルモード の 6S に入れっぱなしで、エンジンブレーキ等が欲しい時だけポチポチとシフトボタンを押してます
その方がシフトアップがスムーズになるんですよね
6速がオーバードライブ的な位置なので Dモード では 60km/h を超えないと 6速には入らないんですが、マニュアルモード なら 57km/h くらいで 6速に入ります
たかが 3km/h なんですが、一般道ではこの 3km/h の差が大きい!
ワタシの場合は 65km/h となるんですけど (^▽^;) (メーター読みは 60km/h)
多分ですが、6速に入れれるか入れれないかで燃費が大きく変わると思います
メーターでの燃費は 6.5km/ℓ くらいですが、タイヤ外径が大きくなってるので実際の燃費は 7km/ℓ ちょっと超くらいかと思います
旧型カムロードでは 7.5km/ℓ くらいでしたのでほぼ同じくらいかと・・・ナッツRVに聞いたところ 8km/ℓ 超の方もおられるとかw
まぁ 走り方は人それぞれですのでね (^▽^;)
ワタシ、高速道路で 80km/h 走行なんて無理ですから・・・でも 80km/h 以上の速度で走らないのなら、全てノーマルでも問題無いかもしれませんね!
大阪~新東名高速 静岡SAまで走ったら燃料計が点滅してました、もちろん新東名高速の120km/h 区間はキッチリと 120km/h で走ってましたけどw
今回はインプレッションをご報告させていただきました
長々とお付き合いいただきありがとうございました (*^▽^*)
次回は新型クレアの居住性と快適化などをご報告しますね
でわでわ~